物流加工と物流サービス

物流加工業の将来性について

従来の物流加工は、商品を流通させるために必要最低限の加工を施す場合がほとんどでした。
しかし近年、インターネットの普及によりインターネット通販の需要が拡大していることで、物流加工は新たな需要を獲得しています。
インターネット通販は、都市部・地方部を問わず、利用が拡大してきています。
消費者には、家にいながらにして全国各地の商品を入手することができるというメリットがあり、また販売者にとっては、実店舗がない地域の消費者にも自社の商品を届けることができるというメリットがあります。
インターネット通販は、実店舗での販売と比べて経費を低く抑えることができるので、顧客に合わせた細やかなサービスを提供することができるようになったのです。
物流加工は、単に商品を流通させるための工程ではなく、商品の付加価値を高めるための工程として、大きな役割を担うようになっています。
物流加工業はその役割を大きく変容させながら、将来性のある分野として近年注目を集めているのです。

物流加工業はどんなサービスを提供している？

物流加工業は商品の入荷から出荷に至るまでの行程をサービスとして提供していますが入荷された品物をそのまま出荷するわけではなく発送する相手に合わせたパッケージに仕上げていく行程がメインです。
その為機械では難しいのでどうしても手作業になるものもあります。
例えば化粧品を注文してきたお客さんに送る荷物に新商品のサンプルを同梱したりチラシのを入れる作業等があります。
同じ商品でも誕生日用のラッピングを希望されるお客様や熨斗を付ける場合もあります。
物流加工業によってはアパレルの検品やサイズや破損のチェックをする所もあり大量メール便の封入等を行う所もあります。
在庫管理、返品業務といった作業も行います。
コールセンター等のサービスを提供しているところもあり物流に関わる部門をまるごと引き受けている所も増えてきています。
短期での引き受けでも可能な所も多く御中元やお歳暮の時期やクリスマスシーズンやキャンペーン等に利用することができます。